この世界の片隅に劇中歌『悲しくてやりきれない』歌詞に引き込まれる
映画「この世界の片隅に」に登場する「悲しくてやりきれない」
この歌を聞いたことはありますか。
現在大ヒット中の映画「この世界の片隅に」の冒頭で登場するこの曲。
コトリンゴというアーティストさんの声が素朴でメロディーも切なくとても引き込まれました。
ただよく聞くと歌詞がとても残酷です。
特に3番の歌詞が自分にとって強烈でした。
悲しくて悲しくて とてもやりきれない
この燃えたぎる 苦しさは
明日も続くのか
こんな残酷な歌詞と優しい歌声とメロディーの矛盾に取り憑かれてしまいました。
辛いことを紛らわすためなのか抑え込むためなのか。
真相は定かではありませんが短い歌詞に込められたメッセージ性が本当にものすごいです。
歌い手はもしかしたら泣いているのかもしれない。でも聞いている側からすれば励まされているような気がしてくる。
とても不思議な歌です。
原曲はザ・フォーク・クルセダーズという1960年代後半に活躍した音楽グループの曲。自分が知らなかっただけなんでしょうか、たくさんのアーティストによってカバーされています。
悲しくてやりきれない ザ・フォーク・クルセダーズ (1968)
CMでも
ただこの曲以前にも聞いた気がしたんです。思い返してみると自分がこの曲と出会ったのはこのCMでした。
慎吾ちゃんの声も哀愁が漂ってて好きです。
なぜ万葉倶楽部で「悲しくてやりきれない」なの?って思う人が多いと思いますが最後の一言で「ああなるほど」となると思います。
シリーズ化されてて父と娘の話も感動的なのでぜひ見てください!!
昔の映画でも
そして調べて見たら10年以上前の映画にもこの曲は登場していました。
「パッチギ!」という映画をご存知でしょうか。
京都にある朝鮮学校の女の子と、その子に恋をした日本の男子高校生を中心としてその周りの人たちの人間模様を描いた作品。
喧嘩のシーンが多いですが、国籍や戦争の問題など多くのことを考えさせられるお話です。
超一流の役者さんもかなり出ていてすごい。当時も話題になりましたね。かなり小さかったので多くは記憶していないのですが。
劇中ではオダギリジョーさんが歌っています。
このバージョンも素晴らしいです。
皆さんはこの「悲しくてやりきれない」という歌、どのように感じますか?
僕はもう1度「この世界の片隅に」を観に行ってみようと思います。話をもう一度じっくり観てみたいしこの曲をぜひスクリーンで聞きたい。
時代を超えて愛されている一曲です。